聖句・中期経営計画
<聖 句>
「この最も小さな者の一人にしたのは、すなわち、私にしたのである。」
(マタイによる福音書 25章40節 聖書教会共同訳)
理念「キリスト(アガペ)の愛をもって、神に仕え、人に仕える」
中期経営計画の見直しについて
「キリストの愛(アガペ)の精神に基づき社会福祉事業を行っていく」というミッションを推進し、誰一人取り残さない社会を目指し、この法人に関わる全ての人や地域にとって必要不可欠な存在となるよう取り組んでいくことを目的として2020年度を初年度として5年間の中期経営計画を策定し、福祉の在り方、地域との関係強化、強固な経営基盤の構築をめざしてまいりました。しかしこの1年間で、COVID-19の感染拡大により、国から2度の緊急事態宣言が出されるなど、私たちの仕事の仕方、生活様式、経済活動、世の中の動向等多くが変り、奉仕団の活動も多くの制約を受けました。同時に、そのような中で当法人の進むべき道、今後の課題等も見え、社会福祉法人の在り方と存在意義についても再認識することができました。2020年度の結果を踏まえて残る4年間の中で、当初の中期計画の主旨を変えず、利用者の方たち、職員や奉仕団に関係する皆さまにとって奉仕団がより良い方向へ進んでいけるよう本計画の見直しを行いました。
中期経営計画(2020年度~2024年度)
<利用者支援について>
1. 「自立した生活を地域社会において営むことができるように支援する」の実現に向けて、取り組む活動を更に強化する。
①利用者の方一人一人の意思を大切にした取組みを行う。
②保護者やご家族の視点に立った対応。
③社会の変化に合わせてそのニーズを捉え、福祉サービスの充実を図る。
④次世代に在るべき福祉事業を見据えた事業活動への整備を行う。
<地域社会との関係について>
2. 外部環境の変化を考慮して、今後の事業計画を策定する。
①各センター等を拠点とした地域にあった公益的活動に取り組む。
②事業所ごとの地域の特性、課題等を把握して、活動の推進を確かなものとする。
③アジア研修交流事業の推進
<経営基礎関係について>
3. 障がい者福祉の進捗の為に、継続した事業基盤の整備を推進する。
①事業全般に関して社会情勢の変化に応じて事業内容の見直しと収支構造の検討により、事業の再構築と、新規事業の育成による財務体質の改善。
②「働きやすく、やりがいがあり、満足感の生まれる明るい職場」を造るための働き方改革、環境の整備、待遇改善を行い、サービス向上のため職員の交流、人事異動の実施。
③OJT,OFFJTを通じて研修制度を充実させ職員のスキルアップを行い、長く働ける職場を作り人財とノウハウの蓄積を行うことにより、内部統制実現(組織力の発揮)、サービスの向上に生かす。
④コロナ禍の影響等に鑑み、組織の一体化(ONE AGAPE)を目指して規程の統一化、組織の改編、マニュアルの整備、デジタルトランスフォーメーション化(DX化)等を組織を挙げて進める。
⑤国、地方自治体からの受託事業をより質の高い受託事業として遂行するための不断の努力を行う。
⑥リスク管理体制(事業継続計画を含む)確立のための諸方策を実施する。
⑦アジアからの人財確保を可能とするための制度を確立する。